[24日 ロイター] - エネルギーサービス会社ベーカー・ヒューズ<BRK.N>が発表した4月24日までの週の米国内石油掘削リグ稼働数は、前週から60基減の378基となり、2016年7月以来の低水準を記録した。

前年同期(805基)比では53%減少した。

国内の石油掘削リグの半分以上を擁するパーミアン盆地の掘削リグ稼働数は37基減の246基で、16年12月以来の低水準。削減幅は15年2月以来の大きさだった。

4月に入ってからの削減数は246基で、15年1月以来の大幅な削減となる。

投資銀行レイモンド・ジェームズのアナリストは、国内の石油・天然ガス掘削リグ稼働数が19年末の約800基から20年半ばまでに過去最低の約400基に減少し、20年末には200基程度になると予想。21年の稼働数の平均は225基にとどまると見込んでいる。

4月24日までの週の石油と天然ガスを合わせた掘削リグ稼働数は64基減の465基で、16年5月20日までの週に記録した過去最低(404基)に迫っている。