コロナショックで新興国通貨は軒並みやられましたが、底打ちしている通貨も少なくありません。しかしリラは下げが止まず、ズルズルと18年の通貨危機以来の水準まで切り下がっている。政権に忖度する中銀は本来なら利下げなど選択できないはずなのに、利下げを敢行せざるを得ない状況です。外貨準備も有限、為替介入にも限度がある。中々日本では報じられていなかった問題ですが、このタイミングでの通貨危機再来があるとしたら、トルコや他の新興国経済にとって正に悪夢です。
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