コロナ後の世界 - 内田樹の研究室
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注目のコメント
内田樹は好きでレヴィナス関連など読んだり、実際に講演とか聞いたことがありますが、このタイミングで評論されると全く頭に入って来ないですね。。
即ち平時の思考モードだと、じっくり論旨を追えるのですが、いみじくも内田自身がこの記事内で言っているように、独裁国家的な分かりやすい処方箋を求める傾向に緊急時はあるからなのでしょう。
普段は修辞的なアナロジーをふんだんに使った表現も、脳内変換を行う楽しみも有り、気にならないのですが、今回この記事を読もうとしたら読めなかった自分に気がつきました。
恐らく内田樹は不動心を会得したんでしょう。よくも悪くもブレて無い。しかし民衆のちょっとした変化に鈍感なまま、文章垂れ流すとこうした事態の時には逆効果で、そのことに気が付いていてわざといつも通りやっているのか?その辺は分からないですね。
どちらにしても普段から内田節に慣れている私でも、なぜか文体に嫌悪感を抱いてしまったという事実は、自分の内部観測としてとてもタメになりました。「トランプは秋の大統領選までのことしか考えていないけれど、習近平はこれから5年先10年先の地政学的地位を見越して行動している。アメリカがどこかで軌道修正をしないと、これ以後の国際協力体制は中国が指導することになりかねない。」とのこと。コロナの元凶の中国が力をますのは皮肉です。
なかなか強烈な記事で読みごたえがある。
今回のコロナによって見えてきた政治のことや各国の対応から見えるリーダーの在り方について。
筆者の見識が伺える。