【解説90秒】このままなら倒産増。決算にみる「居酒屋の危機」
NewsPicks編集部
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注目のコメント
何度もコメントしているが、昨年の飲食店倒産はすでに過去最多の件数だった。年初から、今年もさらなる倒産増加が見込まれていた中で、新型コロナの感染拡大による影響が業界全体を直撃。これまでは中小・零細の飲食店が倒産の大半を占めたが、今後は中堅から大手の飲食店チェーンの破綻にも警戒が必要。店舗家賃の支払い問題が大きなカギを握りそう
外食チェーンというくくりですが実は利益の多くがアルコールから上がっているので外飲みチェーンと言ってもいいですね。
マンションのゴミが大量に増えており、その中でもアルコール飲料の空き缶、空き瓶が多いそうです。今家で飲んでいる人たちは外飲みしないことで飲食費が大きく下がったことを実感しているはずです。
家で飲むリーズナブルさを知った消費者がコロナが収束したら、プレミアムを支払ってでも店で飲むのでしょうか? 特に低価格を売りにしているところほど長期にわたってインパクトを受けるように予想します。飲食店の主要コストは、「F・L・R」。
Fは「Food(材料費)」、Lは「Labor(人件費)」、Rは「Rent(家賃)」。
この中のLとRは、固定費(売上に関係なく発生するコスト)で、Fは、変動費(売上額あれば発生するもの)。
居酒屋は、値段を抑えているところが多く、ある売上があって初めて利益が出る構造なので、休業要請が出るとキャッシュが枯渇します。早期の支援が必要です。