【亀山×OWNDAYS田中】会社をつぶす社長にはパターンがある

2020/5/10
OWNDAYS代表の田中修治氏をゲストに迎えた、「亀っちの部屋 Season2」。
前回、田中氏がOWNDAYSを買収した経緯や復活させた手法を話している途中、急に「会社を買ってもらえませんか」と亀山氏に持ちかけた。果たしてその結果は──?
今回は、田中氏が4月に刊行した新著で若者に伝えたい「社会のウソ」、そしてメガネ業界では先駆けとなった海外展開の成功について語った。(収録は東京都の緊急事態宣言前に実施されました)
*本対談の音声はこちらからお聞きください

「真面目に遊ぶ」人が勝つ時代

──前回は、田中さんがOWNDAYSを買収した経緯と、どのように業績を回復させたかを伺いました。最後は、亀山さんに会社を買ってほしいとの交渉もありましたが。
亀山 休憩時間のあいだに、交渉決裂したよ(笑)。
田中 高いって言われました。
亀山 その半額くらいじゃないとね。買えない会社には興味なくなったから、別の話をしよう(笑)。
田中 DMMの社長、やってみたかったなー。
田中 修治(たなか・しゅうじ)/株式会社OWNDAYS 代表取締役社長
亀山 じゃあ売って、役員あたりから徐々にのし上がってくるのはどう? 一度懐に入って、中から突き破ったらいいんだ。フェニックスなんだから、一回死んだように見せないと(笑)。
田中 そのためには、もうちょっと安く売らないといけないんですね。なるほど、こうやってみんな買われていくんだ(笑)。
──さて前回も触れましたが、田中さんは4月、新著『大きな嘘の木の下で』を出版しました。
亀山 ふざけたタイトルだね(笑)。どんなことを書いた本なの?
──仕事論や幸福論、お金論など、世の中で言われていることの「ウソ」について、田中さんの考えがまとめられています。
田中 僕、ひねくれてるんですよ。
亀山 いいね〜、ひねくれもの。どんなのか、ちょっと知りたいよ。
田中 僕は今年で43歳になるんですけど、僕たちが子どもの頃から教えられてきたことの多くが、今や「ウソ」になっているんじゃないかと思うんです。