“隠れた観光資源”をデータで発掘 観光業や小売業で活かせるエリアデータ活用事例
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私も10年前から、位置情報データなどを活用した地域分析を行っております。今は、WAmazingという訪日外国人旅行者向け観光プラットフォームサービスを提供するスタートアップを経営しております。
全国22箇所の空港で無料SIMカードを配布しておりますが、その無料SIMカードの受け取りには、母国でのWAmazingアプリのインストールおよび、個人情報の登録が必要です。
かつ、アプリは、無料SIMカードの残データ通信量などをリアルタイムに表示しており、弊社ユーザーは、1日に数回、アプリを立ち上げており、そのたびに、現地天気予報をアプリに表示しながら、位置情報GPSを取得しています。
過去2年間で、10万件以上の、インバウンド個人旅行者の行動動態データが蓄積されており、こちらに対する分析コンサルニーズが現在とても高い状態です。
現在、コロナ禍のもと、観光事業者のみなさま、地域のみなさまは、頭を低くして嵐をやりすごしながら、反転攻勢に向けて、データにもとづいた正しい戦略をもって戦えるよう、弊社も尽力していく所存です。
弊社もインバウンド業ということで、旅行者の来ない今は、toC向けの成果報酬型売上げは立ちにくい状況ですので、こうした過去データを活用した、自治体向け、企業向けコンサル事業(toB事業)を加速しております。今後、特に観光地においては需要予測や新規市場開拓などにエリアデータはもっと活用されるべきだと思います。地方の観光地にありがちですが、頭の固い年長者の過去の経験や勘、思い込みで全てが決められてしまうことが多いため、客観的なデータを示しながら軌道修正やこれまでの取り組みを根本的に変えることが必要です(それでも理解されないことが多いですが)。
但し、これらのビッグデータでから導き出された分析結果から全てが可視化され、課題が解決されるわけではありません。結局は「高精度な魚群探知機」でしかないので、地域や事業者がCRMを構築すると共に顧客の顔が見える状態で動向を把握していないとビッグデータの結果に振り回されてしまいます。
データ分析はとても重要なのですが、お客様との繋がりが一番大事なことも忘れてはなりません。データは過去の成功を洗い出してくれる大変便利な道具です。それはこの記事にある通りです。
しかしデータはハサミと一緒で使い方によっては有効ですが、データをありがたがりすぎる必要もありません。
自分のカンや興味のあることもとても大事です。
また小規模事業者になればなるほど大規模データは意味がありません。
立地最悪のどう考えても客が来そうも無い場所のラーメン屋さんが成功したりするのはデータでは導き出せないです。
データは使う前に”自分は何で勝負するのか”がわかってないと意味がなくなります。