物言う株主米バリューアクト、任天堂株を1200億円保有
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注目のコメント
ひと昔前までは、アクティビストに株を持たれることは、大晦日の夜にこたつに入ってみかんを食べながら紅白歌合戦を見て家族団らんをしているところに赤の他人が土足で転がり込んできて「お前ら、どきやがれー!」と侵略されるかのようなイメージでした。
確かに「配当せえよ」「自社株買いを増やせ」といった芸のないイチャモンばかりつけるアクティビストもいますが、基本的に株を持っていただくことは上場企業として名誉なことです。
まっとうなアクティビストとは膝を突き合わせて成長戦略を議論した方がいいと思います。
IR戦略は企業側からの一方的なPRではありません。投資家(株式市場)からのフィードバックを謙虚に受け止め、それを自社の成長戦略に関する経営陣の議論に生かすところまでがIRです。アクティビストが上場株を買うのは仕事。持株比率が2%なら何ら影響力はありません。10%を越えるころから何か頑張って起こる可能性が出てきます。
オリンパス、JSRに続いて、ValueActの任天堂への投資。
ValueActは、アクティビストのなかでも最も尊敬されている投資家だと思う。長期で実際の企業改善を役会にも入りながら進めていくタイプの投資家。
佐山さんのコメントに対して恐縮だが、自分は2%でも影響力は大きいと思う。MSのトップ交代も、バリューアクトの持ち分は1%くらいだったと思う。しっかりと分析して提案をして、会社も受け止めやすい形でコミュニケーションをしていったり、他の投資家の支援も受けやすい形だから、プロキシファイトまで行かないケース含めても提案を通せるタイプの投資家。だからリスペクトされる。