[東京 21日 ロイター] - 日本航空(JAL)<9201.T>は21日、ゴールデンウィーク(GW)期間中の5月1日から6日までの国内線3156便を減便すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大が続くことで、さらなる需要減少が見込まれるため。同期間の減便率は、当初の運航計画比の62%となった。感染拡大の影響による5月の減便は初めて。同社によると、5月全体の予約は前年同月比8割弱減という。

JALは、4月23日から30日における国内線99便の追加減便も発表。今回の追加分を含めると、23日から30日の減便数は計4329便で、当初の運航計画と比べ64%の減便率となる。

ANAホールディングス<9202.T>傘下の全日本空輸(ANA)もこの日、4月22日から28日までの国内線152便の追加減便・運休を決めた。

国際線との乗り継ぎ需要減少などを受け、両社はすでに成田発着の国内線全便を運休している。JALは5月の国際線について94%の減便を、ANAも4月25日から5月15日の期間で約90%の減便をそれぞれ決めている。

*内容を追加しました。

(新田裕貴)