[20日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックス<SBUX.O>は20日、植物由来の代替肉を製造・販売する米ビヨンド・ミート<BYND.O>の製品を使用した新たなランチメニューの提供を今週から中国で開始すると明らかにした。

スターバックスは、新型コロナウイルス感染拡大を受けて閉鎖していた中国の店舗の大半で営業を再開しており、植物由来の食品・飲料の新メニューを通じて好奇心や環境意識の高い顧客をさらに取り込みたい意向だ。

新たなランチメニューの柱は、ビヨンド・ミートの代替牛肉を使用したパスタとラザニア。代替豚肉ブランド「オムニポーク」の製品を使用したメニューも提供する。

また、オート麦を原料とする植物由来代替牛乳であるオートミルクを使用したラテも販売する。

今回の新メニューは、米国や欧州の一部ほど代替製品が普及していないアジアで事業拡大を目指すビヨンド・ミートにとっても重要な一歩となる。

ビヨンド・ミートは今回の中国進出に伴い、中国語のウェブサイトを立ち上げ、ソーシャルメディアの「新浪微博(ウェイボー)」や「微信(ウィーチャット)」を利用する方針を示した。