パナソニック、車載電池で「トヨタ頼み」の事情
東洋経済オンライン
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パナソニックの新中期戦略で、車載事業を高成長事業から「再挑戦事業」に格下げしたということで、電池事業はトヨタに主導権が完全に移りましたね。
パナソニックだけで無く、バッテリーメーカーは村田製作所等も苦労しておりますが、原材料費の高い薄利ビジネスなのと、全固体電池の様な次世代バッテリーを開発したとしても継続的なコストダウンが求められますので、ビジネスモデルの転換が求められています。
ではなぜCATLがシェアトップになったのかというと、規模を拡大したからというのは間違いで、中国政府の補助金です。つまり民間ビジネスとしてバッテリーを製造し続けるには現段階では経済合理性が合わないレベルまでコストダウンが進められている状況になってます。
補助金vs新ビジネスモデルの構図で、トヨタ&パナソニックはバッテリーアプリケーションとしての付加価値で薄利を維持しつつ、サービスビジネスにも展開していかざるを得ないでしょう。kintoはまだまだでしょうが、他にも諸所手は打ってますね。結局のところパナソニックは投資も技術も持ってかれて、何も残らない感じに見えますね。
トヨタはそんなパナを救う様に見せながら、技術力を得る。
そして間接的に中国政府の補助金事業の恩恵も受ける。
皮肉ではなく、うまいなぁと思います。