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抗原検査はPCR検査・抗体検査と比較すると耳慣れないかもしれませんが、妊娠検査薬やインフルエンザの検出キットに使われている方法です。

新型コロナウイルス に絞って述べれば、PCR検査と同様に"そこにウイルスがいるか?"を検査します。PCR検査はウイルス内の核酸を検出し、抗原検査はタンパク質を検出します。
抗原検査はPCR検査に比べて感度が劣りますが、15分程度で簡易に結果が判別できる利点があります。どれくらい劣るか?はキットによって異なるため、PCR検査と結果を比較検討する実験が組まれることが予想されます。
より詳しく知りたい方は下記のリンクをどうぞ。

横浜市立大学のプレスリリース(4月20日)
新型コロナウイルス抗原を特異的に検出できる モノクローナル抗体の作製に成功〜国産初の抗原簡易検査キット開発を目指す〜
https://www.yokohama-cu.ac.jp/amedrc/news/202004ryo_covid_1.html
同様の検査はインフルエンザでも行われていますが、その最大のメリットは、検査をできる施設が増えること、そして結果を得られる速さです。

しかし、検査を提出するまでの手間に変わりはないことに注意が必要です。「負担が軽減」するのは、あくまで検体をとってからのプロセスだけです。PCR検査と同様に、一から個人防護具を着用し、終わったら丁寧にそれを脱ぐプロセスに変わりはありません。小さなクリニックで他の診療の合間に行うと、一人当たり30分以上診療が停止してしまうことになります。検査目的の受診者が増えれば、かえって「負担は増加」します。

また、一般的にPCR検査以上に見逃しが多いため、陰性の確認による「感染がないことの保証」にはならないこと、誤って風邪のコロナウイルスを新型コロナウイルスと報告してしまうなど、PCR検査と比べて誤診も増えるため、その活用法はマイナス面も踏まえて慎重に検討されるべきと考えます。

例えば、安全な治療法が確立した後には、検査の裾野を増やす意味で活躍の場が出てくるかもしれません。一方で、治療法の確立していない現時点では、ただ誤解を増やすだけになってしまうことも懸念されます。
抗体検査ならぬ、抗原検査....色々な検査方法があるのですね.