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これでリーマンの時のように、世界的な不況の時は海外よりも輸出ー輸入の外需が大きく落ち込み、GDPがより大きく下がることになります。
輸入するものが天然資源で輸出するものが自動車、あるいは高度なノウハウや資本といった通常は“輸出”に含まれないものでもいいですが、天然資源を輸入に頼る以上、我が国は広い意味での輸入と輸出との間で生み出される価値で成長せざるを得ない宿命を負っています。「2019年度の貿易赤字は1兆2912億円。赤字は2年連続」とありますが、所得収支が貿易赤字をカバーして我が国の経常収支は黒字を保ち、これが日本の経済の安定の土台です。
一定量は輸入せざるを得ないエネルギーが国内経済の停滞の中でも輸入を高止まりさせ、自動車を始めとする“不要不急”な製品の輸出が世界経済の停滞で長期に亘って滞れば、日本の経常収支のバランスが崩れます。3月の動きはその兆候かもしれません。足元の原油価格が下がって輸入金額が抑えられるのが多少の安心材料ですが、今後の成り行きには注意する必要がありそうです。
他方、輸入は原油価格の下落でエネルギーの輸入額が減る一方、スマホと思われる輸入額の急増が下支えています。4月はエネルギー関連がさらに弱含み、生活資材が増える感じでしょうか。
2月の輸出は-1.0%、それが今回は-11.7%。
永濱さんがコメントされているように、一般機械(2月-8.8%→3月-17.9%)や輸送用機器(-4.1%→-18.2%)といった設備投資や耐久消費財は先送りがしやすく、減少が大きい。あとは部品が多めの電気機器(+9.8%→-3.5%)。
一般機械と輸送用機器という最終製品の落ち込みは、そのままこれらの輸出用製品に使われる国内生産の部品の需要減にもつながる(それが金融危機の際に日本のGDPの輸出構成比がそこまでではないなかで、国内産業に波及していった背景)。
https://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/2020/2020034.pdf