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米共和党議員ら、WHO資金拠出停止を支持 事務局長の辞任求める

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  • 笹川平和財団 上席研究員

    中国が、米国に代わってグローバルなリーダーになることを目指して、国連の専門機関を自らの影響下に置き、国連での存在感を増そうとしている状況に対して危機感を高めているのはトランプ大統領だけではないということでしょう。むしろ、トランプ大統領は、中国に対するバーゲニング・チップとして利用しているだけかもしれませんが、米国の一部の人たちの方が、中国の台頭を危険だと考えているように見えます。
    新型コロナウイルスとの闘いにおいて、中国との協力は不可欠でしょう。特に、中国の持っている情報は、現在の闘いだけでなく、将来の新たな危機に対処するためにも重要です。
    しかし、医療的にも経済的にも中国に依存している状況自体に、米国が危機感を強めているのです。中国が、国連を自らの影響下に置くということは、国際社会の種々の標準を定めるということであり、国際社会のルールを作るということでもあります。この記事で触れられている17名の共和党議員を始めとする米国の保守派は、これを許さないと言っているのです。彼らは、新型コロナウイルスとの闘いの先を見ているとも言えます。


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