(ブルームバーグ): 米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は16日、オンラインで全社的な会議を開催し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が同社に与える影響などについて語った。

会議の中でクック氏は、パンデミックを「不確かでストレスの多い時期」だと表現。ただ、2008年のリセッション(景気後退)や1990年代後半の経営難を乗り越えたように、アップルはコロナ危機も力強く乗り越えられると自信を示した。

会議に参加した複数の従業員によると、同氏は、アップルも「世界の経済動向と無縁ではいられない」が、同社には強固なバランスシートがあるとコメント。研究開発と将来の製品には「大いに」投資を続けると強調したという。

同社の広報担当者はコメントを控えた。

原題:Apple CEO Sees Company Emerging Strongly From Pandemic (1)(抜粋)

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