カネカ、「アビガン」の原薬供給で富士フイルムと合意 7月から供給
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公的医療保険のひずみがこんなところにも。
薬価が下がっている今、製造業的観点でコスト削減のために原薬を海外調達にするのは納得。ですが、こういった緊急時に原薬が調達できないのは話にならないので急遽増産が必要そうな薬の調達先は複数確保しておかないとダメですね。今回はデンカが製造設備を残していてくれて本当に良かったですが、なかったと思うと背筋が冷える思いです。
注目のコメント
アビガンが本当に有効であった場合に備えて、準備をしておくことは大事ですが、
そもそも、まだ有効性は確認できていません。
首相が、『希望者には処方できるようにする』と言ったり、
情報番組のコメンテーターが『医療者にアビガンを配るべき』と言ったり、
誤解というか、時期尚早な雰囲気があるのですが、
臨床試験の結果を待たないことには、COVID-19の治療に使えるかどうかまだ未知数です。
ですので、他の候補薬やワクチンの開発など、並行していくつもの研究が進んでいるのです。
過度に期待しすぎず、外出自粛をしながら冷静に見守りましょう。アビガンの供給の話ばかりが報道で先行してしまっているのは、気がかりです。これだけ名前が出てくると、有効な薬なのだと誤解を与えかねないからです。
アビガンが医療現場で使用されている事実は、”compassionate use”と呼ばれ、必ずしもそれが有効であることを意味しません。
いまだ、有効性が確立した治療法はないのです。
もちろん準備は大切ですが、臨床試験結果によっては、再びその全てがインフルエンザ用のストックに回る可能性もないわけではありません。その有効性が示されるのを願うばかりですが、まだ各薬剤については冷静な視点であるべきと思います。日本ではアビガンの報道ばかりだけど、先ほどギリアドのレムデシビルの試験投与で、複数の重症患者が劇的に回復したというニュースが流れ、世界中の株式が大きく上がっている一方、アビガンへの期待が相対的に薄れたのか富士フイルムの株価は下げている #日本株 #富士フイルム #アビガン