【実話】ロックダウンが、「日本コンテンツ」をバズらせた

2020/4/17
新型コロナウイルスが広がり、ロックダウンが相次ぐ欧米で、ある日本のコンテンツが、凄まじい人気を呼んでいる。フリージャーナリストのパトリック・セント・ミシェル氏が、その大流行の真相を紐解きます。
新型コロナウイルスの拡大により、何十億もの人たちが家に引きこもっている。
だから、「いかに家にいながら楽しむか」が、家から出ることができない我々にとって大きなテーマになる。自宅隔離を選んだ人にとっても、国の命令で外出できない人にとっても、幸いなことに、楽しむための手段は尽きることはない。
音楽アーティストは、自宅の寝室からパフォーマンスをネット上に流すことができるし、アメリカのポッドキャスト業界はまるで何事もなかったかのようにビジネスを続けている。
そして今、「隔離時代」のメディアとして、2つの作品がヒットしている。
1つ目は、ネットフリックスのドキュメンタリーシリーズ「タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!(原題:Tiger King)」だ。この作品は、虎などの珍しい動物に魅せられたアメリカ人たちを中心にした犯罪モノで、コアなマニアしか知らない世界を描き、視聴者に異常なほどの驚きを提供してくれる。
そして2つ目が、タイガーキングと正反対のコンテンツだ。
(Nintendo 公式HPより)
2020年3月20日に発売された、究極にシンプルなゲームソフト、任天堂の「あつまれ どうぶつの森(北米版:Animal Crossing New Horizons)」だ。