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2020年2月上旬、人民解放軍の陳薇少将が、中国科学院の武漢P4(バイオセーフティ・レベル4)ウイルス研究所の所長に就任したというニュースが流れました。1月31日付の中国人民解放軍の機関紙である「解放軍報」は、陳薇少将が武漢に入って新型コロナウイルス対策に当たっていると報じていました。武漢ウイルス研究所が軍の管理下に置かれたということです。
陳薇少将は、中国の生物化学兵器防護の第一人者で、軍事医学科学院生物工学研究所の所長でした。軍人が武漢におけるコロナ対策の長になり、さらに武漢ウイルス研究所所長になったことで、新型コロナウイルス感染拡大と、生物化学兵器との関係、武漢ウイルス研究所との関係を疑う意見もありました。
新型コロナウイルスと武官ウイルス研究所との関係を疑わせたのは、他にも理由があります。武漢ウイルス研究所の研究員2名が加わっていたチームが発表した論文です。その論文は2015年にNature Medicine誌に掲載されたもので、中国に生息するコウモリの群れで蔓延しているコロナウイルスをヒトに感染するウイルスに再構築した、というものでした。
米国大使館員が武漢ウイルス研究所を視察したのは2018年とされていますから、この論文が出された後のことです。同研究所では、引き続き、コウモリのコロナウイルスの研究が行われていたということでしょう。
コウモリのコロナウイルスの遺伝子操作を行って人に感染するコロナウイルスを創り出したとされ、Nature誌論文の執筆者の一人である、武漢ウイルス研究所の石正麗氏は、2月2日、中国のSNSである微信で、「新型コロナウイルスは実験室と無関係であることを命をかけて保障する」と書き込んでいます。
パンデミックを起こしている新型コロナウイルスが武漢ウイルス研究所から流出したという証拠はありませんが、トランプ政権は、同研究所と新型コロナウイルスの関係を疑っているのでしょう。もし、米国が同研究所から新型コロナウイルスが流出した証拠を見つければ、中国の国際社会における権威を失墜させ、孤立させることができるのですから。