[ローマ 15日 ロイター] - ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のセンテノ議長(ポルトガル財務相)は、新型コロナウイルスの感染拡大による危機に対応するため、ユーロ圏共同債の発行は可能だとの認識を示した。

イタリアの地元紙コリエレ・デラ・セーラとのインタビューに答えた。

欧州経済の回復費用調達に向けたユーロ圏共同債が発行可能かを問われ、同議長は「その選択肢を排除してはいない。ユーロ圏共通の予算で対処すべきという提案もあれば、共同債を発行するという提案もある。一方がもう一方を排除するというものではない」と述べた上で、対策の財源の一部は晩春か初夏までに利用可能となるべきとした。

また、欧州連合(EU)の域内総生産が2019年の水準を回復するには少なくとも2年以上かかるとした。