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アビガンの有効性を示すのに、十分信頼の足りる臨床試験の結果は出ておらず、現時点では「効果があるかもしれない薬」にとどまっています。

中国での前向き・無作為化、多施設共同試験では、中等度および重度の新型コロナの治療にファビピラビル(=アビガン)(n=120)とアルビドール(n=120)を用いて、有効性を比較しています。中等度の患者では7日目の臨床的回復に差が認められました(アビガン 71.4%、アルビドール 55.9%、P=0.019)が、重症の患者、もしくは重症+中等症の患者群同士で比較すると有意差はありませんでした。
※プレプリントの論文です
https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.03.17.20037432v3

医師としては薬の効果に期待したい気持ちはありますが、この雰囲気だと少なくとも「特効薬」となるのは難しいのではないでしょうか。今後数ヶ月の間に、効果がなかったことを示す論文が出て、全く使われなくなるというシナリオも想定されます。当初期待されていた「カレトラ」は最近そういう雰囲気です。また、日本政府がこれほど肝入りだと、臨床試験の結果に政治的な影響が反映されてしまうのでは、とも思ってしまいます。
いまだ臨床試験でその有効性が証明されたわけではないものの、レムデジビルなどと並んで世界で期待が持たれている薬剤の一つであることに間違いはありません。

現場での感覚でも、有効だったのではという声も聞こえてきますが、同時に、投与後に残念ながら亡くなられている方も経験されています。

真実は臨床試験の積み重ねから見えてくるものと思います。

なお、経口薬は人工呼吸器のつながった患者さんにも経鼻胃管という管を使って投与可能です。ただし、薬は投与のタイミングも重要で、感染症治療の原則から言えば、重症化する方ではより早期から投与する必要があることも確かでしょう。
副作用があるので治験がうまくいき、安全な投与方法(投与患者の選定)が確立できることを願います。政府の危機意識も背景にあるのでしょう。
https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/3245#

しかし経口ゆえ重篤になってしまうと投与できないのか。

PS
山田先生、経鼻胃管の件、ありがとうございます。
新型コロナ専門の治療薬が開発できていないうちは数々の「効くかもしれない」を積み上げるほかないと思う。
効かないかもしれないからやらない、では一向に解決には近づかないので。
完璧を悠長に求められるような余裕あるフェーズではない。
できることは何でもやる時だと思います。
富士フイルムが「アビガン」の生産を増強すると発表。
「今年7月に月あたり約10万人分、9月に約30万人分の生産を目指す。生産を開始した3月上旬と比べると、それぞれ約2.5倍、7倍の水準となる」
完全に有効性が証明されてはいないと思いますが、期待は持てるので生産増強は是非に。
溺れる者は藁をも掴む。
藁ならまだ良いが毒(副作用)かもしれない。
富士フイルムホールディングス株式会社(ふじフイルムホールディングス、英語: FUJIFILM Holdings Corporation)は、富士フイルムと富士ゼロックスを傘下に持つ持株会社である。 ウィキペディア
時価総額
2.57 兆円

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