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【過去最悪】観光客減にコロナ。百貨店の「ダブルパンチ決算」
2020/4/15
政府が「不要不急の外出」の自粛を要請するなかで、特に逆風が吹いているのは、高級衣料や装飾品、雑貨を販売する百貨店だ。
百貨店業界は、年間売上高2800億円の伊勢丹新宿本店や1470億円の高島屋大阪店といった一等地の大型店舗に売り上げの多くを依存している。
だが、感染リスクが高い都市の中心部への外出は避けられるようになり、各社の大型店舗も軒並み営業を自粛している。
インバウンドの売り上げも完全にストップするなかで、コロナ・ショックは「かつてない打撃だ」と百貨店大手J.フロントリテイリングの山本良一社長も4月13日の2019年度決算説明会で語っている。
苦しい立場に置かれている百貨店の現状を4月に相次いで発表された決算資料から読み解いていこう。
INDEX
☑大手5社、すべて減益へ
☑旗艦店「売り上げ半減」の衝撃
☑「4月休業」で粗利益は▲300億円
☑Jフロントは時価総額も「半減」
☑大手5社、すべて減益へ
☑旗艦店「売り上げ半減」の衝撃
☑「4月休業」で粗利益は▲300億円
☑Jフロントは時価総額も「半減」
大手5社、すべて減益へ
百貨店業界は、コロナ・ショック以前から、Eコマース(電子商取引)や専門店、ショッピングモールとの競争激化や、顧客層の高齢化で苦戦が続いてきた。
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この連載について
経済ニュースを「数字」でつかむNewsPicks編集部オリジナル連載。NewsPicksが注目する企業の決算・会計から、マーケットの話題、投資まで。様々なテーマを「キーナンバー」で読み解くことで、ビジネスパーソンに必須の「数字感覚」を養おう。
三越と伊勢丹が経営統合。百貨店事業を中心に不動産、カード事業、EC事業も手掛ける。基幹店の構造改革、支店・地方店・海外店・中小型店のビジネスモデルを再構築で収益回復を目指す。ニッコウトラベルを完全子会社化するなどシナジーの高い飲食、旅行、理美容に特化し育成。
時価総額
9,732 億円
業績
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