三陽商会が4期連続の赤字決算、百貨店や商業施設の休業で純損失26億円
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三陽商会は、4期連続赤字でバーバリーの契約が切れてから売上が回復していないが、財務体質はいい。自己資本比率が62%、現金は約130億円ある。
バーバーリーの契約が切れた2015年以降、非効率な店舗の整理などで固定長期適合比率、固定比率が100%以下となっており、まだ投資の余地がある。
三陽商会の強みは、海外のブランドを日本に展開し、一流ブランドに育てることだと思われる。なので、保有しているブランドにもっと投資して育てていくことが考えられる。
ただ、販管費が高く営業赤字になっているので、販管費の削減を進める必要がある。
身売り圧力も高まっているようなので、早く成果を出さなければならない。新ブランド開発や新事業は時間と金がかかるので、既存ブランドで一番可能性があるものに注力するのがいいと思う。"需要にあった商品調達を徹底することで値引き販売を削減し、適切な粗利益の確保、店舗の販売効率向上を目指す。これらを含む大幅改変による販管費の削減を通じ、営業損益を5億円の黒字に回復させるという。なお、2021年2月期通期連結業績予想については、新型コロナウイルスの終息時期が不透明で、政府による緊急事態宣言を受けて同社の主要販路である百貨店や商業施設が臨時休業、営業時間短縮の措置を取っていることなどから、業績への影響額の算定が困難であるため未定とした。"
バーバリーの国内ライセンスが切れて、ただでさえ厳しい経営状況の中、コロナの影響もあり、単独での回復はかなり難しそうな印象を受けました。
以前の記事にありましたが、他の企業傘下に入って、事業を立て直した方が良いのかもしれませんね。
■三陽商会の業績
売上(億円)
'14:1109
'15:974
'16:676
'17:625
'18:590
'20:688(14ヶ月決算→688×12÷14=590)
営業利益(億円)
'14:102
'15:65
'16:-84
'17:-19
'18:-21
'20:-28(14ヶ月決算→-28×12÷14=-24)オフラインが強いアパレル、化粧品はしんどくなってきます。
ECにシフトするにしても日本国内はレッドオーシャンなので、ECシフトでデジタル広告費に金入れて、広告単価上がって、結果みんな儲からず幸せにならないみたいな形にならないことを願っています。
それ以上に本当の不景気に突入すれば、ECでも買わなくなるので、それが本当に怖いです。