(ブルームバーグ): 世界のパソコン(PC)出荷は1-3月(第1四半期)に2013年以来最大の落ち込みを記録した。中国のサプライチェーン(供給網)が新型コロナウイルス感染症(COVID19)の流行による打撃を受け、主要ハードウエアメーカーに生産上の問題を引き起こした。

調査会社ガートナーの13日の発表資料によると、ノート型PCとデスクトップ型PC、ワークステーションの1-3月期の出荷は5160万台で、前年同期に比べ12%減少した。IDCの調査結果は9.8%減だった。

ガートナーの北川美佳子氏は発表資料で「1月下旬に中国で最初に講じられたロックダウン(都市封鎖)措置を受け、2月にはPC生産が減少し、物流面の課題になった」と指摘した。

IDCとガートナーによれば、メーカー別市場シェアは、中国に本拠を置くレノボ・グループ(聯想集団)が約24%で業界首位を維持。HPは約22%で引き続き2位、デル・テクノロジーズは3位だった。

原題:Global PC Shipments Slide Amid Pandemic Supply Problems(抜粋)

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