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保健所で感染症(結核)対策に長いこと関わってきた身としては,全面的に肯定すべきではないでしょうが(検査を絞りすぎたことも明らかな誤り),保健所長の言いたいことにも理解できる部分があります。
(※自分のコメントを読み直してみると,保健所の肩を持ちすぎてる感があったので,表現を若干修正しました)

他人にうつす可能性がある限り,軽症者も入院していただくというのが「結核ルール」ですが,このルールを,感染者が増える一方の新型コロナウイルスに関しても同じように適用し続けようとしたのは悪手だったかなと感じます。
新型コロナウイルスを,2類感染症である結核と同レベルに扱うという指定がなされたため,法令上,最近まで,原則として現場はそれに合わせた対応しか執れませんでした。

現場の状況に合わせてルールを変えるのが理想ですが,逆になかなかルールが変わらないと,現場のほうが,現状にルールがフィットしなくなっていても,その不適切なルールに合わせた最適解を探さざるを得なくなります。

結果として,ある時点から,「医療現場を守ること」と「感染者をできる限り発見して,感染経路を特定すること」とが両立しない関係になってしまい(発症者の数と医療機関の負担量とがダイレクトに比例してしまうため),さいたま市の保健所は前者を優先することを選ぶより他なかった,という背景があるのだと思います。
報・連・相ができてなかったという落ち度もあるように感じますが。

・・とはいえ,この私のコメントだって後出しの結果論に過ぎないです。

他の先進諸国も,大抵の国は日本以上に感染者の爆発的な増加や医療現場の飽和に至ってしまっていますから,新型コロナウイルスの悪質さと,対応の難しさを本当に強く感じます。

追記・厚労省は,3月1日の段階で,「地域での感染拡大により、入院を要する患者が増大し、重症者や重症化するおそれが高い者に対する入院医療の提供に支障をきたすと判断される場合」には,軽症者や無症状者について,同居家族にリスクの高い方がいなければ,自宅療養の方法を原則にする,と一応言ってはいます。
ただ,ここに書いたように,フェーズ(段階)が移ってから初めてそうした対応が可能になる以上,やはり,自宅療養のタイミングを現場で判断するのは事実上かなり難しい部分があります。
清々しいまでの・・・役人気質があらわになっています(笑)

わかりますよ~保健所長さんとしては病院があふれるのは嫌でしょう。

でもね、民間企業の人たちは、みんな「内心嫌だと思いながら」笑顔で仕事をしているのです。

保健所長ともなれば、それなりの職務経験があるはず。
そういう人でもこのような失言をしてしまうのは、公的機関に競合相手がなくて公務員の身分が保障されているからなのです。

おそらく、この失言でもって懲戒解雇されることはないのでしょう。
身分が保障されていますから。
依願退職をすれば多額の退職金を貰えるのでしょう。

そういう人たちこそ、もっとも謙虚であらねばなりません。
公務員は「パブリックサーバント」つまり「公僕」なのですから。
9割くらいネガティブコメントなんだけど、本音と建前の部分で、医療崩壊を回避しなくちゃいけないというオーダーが上からあったのかなと。

PCRを厳しめに、という真意は、「無症状/軽症の陽性の人」を入院させることによって病床を埋めてしまうことが嫌だったという理解。フローチャートで、「PCRが必要かどうか?」をまずはチェックリストで見ていくんだけど、症状が軽いか重いかという裁量の部分をやや厳し目にして、PCRまで進めなかったんでしょうね。

特に最初の2ヶ月は無症状/軽症でも陽性反応が出たら一律で入院させなきゃいけないと法律で定めてしまったから、それだと一瞬で病床が埋まってしまう危険性があった。(後からきた重症者に病床を譲れずにその人が死ぬ。)

なので、保健所長が怠慢していたとかそういう話ではないと思うのですが・・・NPでこれだけ批判コメント多いと自信無くなるな
保健所長の発言が問題のような見出しだが、これは保健所長だけの責任というより、ベッド数を増やしたり、軽症者の隔離施設を早々に用意できていなかった国や自治体の判断にかかるところが大きい。

病院が溢れて医療崩壊状態になっていたとすると、当然それも保健所長としては批判の対象になるわけで、限られたリソースの中で回し続けないといけない状況であれば、責任者としてこの判断はやむをえないところがある。現状埼玉の死者数は突出しているわけではない6人で、この数字が正しければよくやっているといえる方だろう。

ただし多くの自治体がこういう状況に陥るのがわかっていながら対応が遅い国、及び埼玉県自体にはより重い責任があるし、改善すべき点は多々だろう。
さいたま市の人口は131万人。2カ月間に170人だから、
1万人に1人強しか検査しなかったことになる。
「病院あふれるのが嫌」と漏らしたのは開き直りか。
犯罪的なサボタージュと言う外ない。
気鋭のジャーナリストの松浦新さんが
余りにも少ないPCR検査の実施と、
「探偵ゴッコ」のようなクラスター調査をバッサリ。
日本は本当にヤバい。感染爆発が始まっている。
https://facta.co.jp/article/202004048.html
埼玉は全国の中でも人口に比して医療体制が脆弱な医療過疎地。
保健所長の言葉尻を捉えて避難するのではなく、今までの医療体制を立て直せなかった行政や政治に問題があったと捉えるのが妥当だろう。
充実した人員や予算がないと検査→陽性→隔離の手順がうまく組み立てられないのは想像に難くない。
検査は客観的基準に基づいて行うべきであって、恣意的に行ってはいけない。
検査が遅れて手遅れになる人が増えれば、今度はそれが原因で医療崩壊が生じかねません。
医療崩壊を防ぐことと、検査を絞ることは別のことと考えるべきだったと思います。

確かに政府が「軽症者はホテルや自宅で療養」との方針を示したのは最近ですが、適正な検査の結果、医療崩壊の兆候が見られれば、その方針を出す時期を早めることで対応したでしょう。

今後も自治体の適切な対応を求めていきたい。
判断自体は決して悪くないんですが、記事になることを踏まえたら「嫌」という言葉を使わない方が良かったかも…。
医療崩壊を理由に検査に反対する意見には全く理解できない。隔離の方法を工夫するしか手がなさそうだが、検査で判明しないことは存在しないことを意味しない。むしろ隔離を妨げるだけ。