仏、グーグルに報道機関への利用料支払いを命令
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今回命令された内容(報道機関への対価支払い)はヨーロッパではすでに法制化されており、それに反対し続けていたグーグルに対して法律に沿って支払の交渉を始めるよう命じた、という位置付けと理解しています。ただ交渉に入ったとしても、力関係では圧倒的にグーグルの方が強いので、対価が報道機関側が考える「適正な水準」になるかどうかは見通せません。
メディアとプラットフォーマーは相互依存関係だと思っています。プラットフォーマーもメディアから良質なコンテンツが供給されなければ広告収入に響きますし、メディアはプラットフォーマーの力を借りて認知拡大している面もあります。そういうお互いの関係を尊重する文脈の中で交渉が進めばいいのですが、ヨーロッパはどうもプラットフォーマーを悪役視する傾向が強いように思います。そうした空気も交渉の行方に影響するのではないでしょうか。この15年強でニュースは無料という文化が出来上がってしまった。正当な対価を報道機関に支払う流れを作ることが重要。同時に報道機関も非報道分野の収入を強化しないと生き残れない。
In the case of NEWSPICKS, I was more concerned about whether the press was being paid for its use than I was about Google and the French government.