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ESMの稼働自体、反対するものではありませんが、現時点ではECBの怒涛の購入が利回りを抑制しており、手札を温存することができる状況と見受けられます。3月にECBが見せた購入ペースは長くて半年程度しか持ちません(1兆ユーロも枠があるのに、です)。その際に再度、枠を拡げる(政策理事会内部での政治的な)難易度を踏まえると、ESM稼働やそれを必要条件とするOMTは文字通り「切り札」として温存した方が良かったように思います。この意味で「コロナ債」(が何なのかは今一つ判然としませんが)で意見集約できなかったことは不幸中の幸いには思います。
財政の黒字に拘るドイツが7年ぶりに新規国債を発行して零細企業の支援に乗り出すなどEU各国は3月に既に新型コロナウィルスへ対策に乗り出していますが、財政力のある北部と財政的に弱い南部がESMの活用とユーロ共同債の発行を巡って折り合わず、EU全体としての対策が遅れていました。
欧州版国際通貨基金(IFM)であるESMは4100億ユーロの融資能力を持ち、活用を申請した国は欧州委員会による財政監視と引き換えに国債等の購入支援が受けられます。イタリアなど南部の国が今回の危機対応で無条件の活用を求めたのに対し、オランダなど北部の国が注文をつけていました。財政状況の監視がどう決着したのかは分かりませんが、今回、最大2400億ユーロ相当の与信枠をESMが提供することを柱にEUとしての対策に合意したということかと思います。
ユーロ共同債について触れられていないので、それは見送られたということでしょう。通貨を統一しながら財政が統一されないのがユーロの弱みと言われていましたが、コロナウィルス問題を契機に共同債が発効されれば、EUの財政統一への道が一気に拡がります。南部の諸国が求めるところですが、財政の健全な北部の国々には、自らの財政余裕が南部の国々に“食い潰される”と映ります。既に枠組みのあるESMの活用より遥かにハードルが高いわけ。
いずれにしても、新型コロナウィルスが起こした危機が財政を巡って欧州の亀裂を拡げかねない様相がありましたが「予想される未曽有のリセッション(景気後退)に歯止めをかける」方向でユーロ圏財務相会合が纏まったのは、EUの統一を維持する上では喜ばしいことですね (^^)
合意できたのですね。この後ドイツのニュースで
良く見ようと思いますが、昨日の様子では、
テレビ会議での交渉に四苦八苦してると
ありましたが。。

ヨーロッパ債については、いつものようにドイツが
強硬に反対して、マクロンさんと険悪になる
シーンもあった様です。

構図は変わりませんが、コロナを機に、結束が
強まっているという報道がなされています。
呼びかけているという事かも知れませんが、
分断派もしくは、自国第一主義は主張し難い
状況なのかも知れません。
5400億ユーロのうち2400億ユーロは医療支援で、あとの3000億ユーロが企業支援・雇用支援となる。また、既に3月の時点で、フランス政府は、自国の企業支援・雇用支援に、まず450億ユーロの支出を計画している。
追記:フランスの企業支援や雇用支援は、まず450億ユーロの支出だったが、今では約1000億ユーロに増えている。
ユーロ圏の財務相は5400億ユーロの経済対策で合意。欧州安定メカニズム(ESM)を活用するそう。コロナ債については見送り。