変異パターンは3種類 新型コロナウイルス―ワクチン開発に応用期待・英大学:時事ドットコム
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注目のコメント
今は各論文雑誌もコロナウイルス関連の記事はフリーアクセスとなり、非常に手が届き易くなっていますね。
https://www.pnas.org/content/early/2020/04/07/2004999117
素人の私が斜め読みしたところによると、
・この研究は系統発生ネットワーク解析と呼ばれる分析法をウイルスの分岐・拡散の分析に応用したもの。
・系統発生ネットワーク分析は、遺伝子の変異の積み重ねを比較して系統樹を作り、生態学や人類考古学などでよく用いられる分析法
・これまで、この分析法をウイルスに応用した研究は少なかった。
ということが、新規性のようですね。
結果自体は日本語記事のとおりなのでしょう。この変異が、臨床像や感染拡大に寄与している可能性はあり得るとしつつも、この論文ではこれ以上の変異と感染機序との間の関連の示唆はないようですね。
この論文の分野には全く疎いのですが、著者の所属名をみると法遺伝学や考古学分野と分子生物学の方々であり、免疫学やウイルス学の専門家ではなさそう?なので、そのあたりの示唆は薄いのだと思われます。
今回のように、パンデミックで各国での疫学的な動態や臨床像がことなるのでは?強毒化ってあるの?集団免疫って本当にできるの?・・などの疑問を解消するにあたり、これまでの分野ごとの蛸壺研究ではなく、あらゆる分野の叡智が集まる必要に迫られ、研究における改革も進むような気がします。ふむ。
仮にこれが正しいとして浮かぶ心配事としては、
我々日本のタイプBに対して免疫を獲得できたとして、
それはタイプA,Cにも利くのだろうか。やっぱり別物??
治療薬やウイルスも別物になっちゃうのかなぁ。シンドイ。