米原油在庫、過去最大の増加 製油所稼働率低下で=EIA統計
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下記でデータ見れる。過去のピークは5億3000万バレル(2017年上旬)ほどで、足元は約4億8500億バレルから4500万バレル上。ただ前週比1500万バレル増と急増している。
おまけに世界中でも同じような状況だろうし、需要減のなかでの供給増。リアルに誰かが生産を止めないと、物理的に本当にどうするのだろうという状態が近づいている。
https://www.eia.gov/dnav/pet/PET_STOC_WSTK_DCU_NUS_W.htm他の製品と同じく在庫処分できないのかな?在庫を捨てるのである。今回の場合は、政府が買い取り、政府が損失計上して処分すればよいし、元売りで処分するなら、政府が損失を財政で補填すればよい。核廃棄物のように簡単に捨てられないものなら困るが、原油なら燃やせばよい。処分が可能なら、後は損失、お金の問題であり、今の政策総動員体制の各国政府なら財政対応できそうな気がするが。ちなみに、米国の場合、戦略備蓄を増やすなら、まだ1億バレルを収容できる岩塩ドームが温存されている。タンカーも、こうした岩塩ドームも作るのには何年もかかる。いかに平時に余力を持った備えをしているかが重要なのだろう。