不急の手術延期を提言 「医療従事者の安全最優先」 医学系10団体
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現場はこのフェーズ(トリアージが必要な時期)に入りました。
既にヘルニアや胆石など、不急手術は無期限延期。
癌の種類、病期によってはしばらく手術を差し控えることになりそうです。
手術すれば助かるケースを失うのは、長年外科医をやってきた私でも経験のないこと。そうならないように、今日本は崖っぷちの状態であることを理解して、行動してほしいと思います。すでに各病院、自主的に、不急の手術は延期しています。
感染予防の観点からの対策ですが、
ここ最近は、癌の手術や心臓血管外科の手術など、なるべく急いであげたい手術も延期になりつつあるところも。
術後に入るICUの病床がコロナ患者さんで埋まってしまっていたり、
コロナ患者さんの対応にマンパワーを割かねばならなかったり、
手術ガウンの不足など、
さまざまな点で、新型コロナ以外の疾患の診療にもかなり影響がでています。
新型コロナの患者さんを受け入れ切れなくなる=医療崩壊、
ではなく、
すでに、医療崩壊ははじまっています。
癌と診断されて、手術が先延ばしとなる患者さんの気持ちを考えるといたたまれません。
今ここで、日本人が一丸となって、感染拡大を収束させましょう。放射線治療もかなり絞られてきています。
医療提供体制は崩壊とは言わないまでもかなり崩れている状態(コアな部分は守っている状態)で本当に崖っぷちです。
医療従事者の安全を守ることは継続的な医療を提供することに不可欠であること。また体力の低下している大多数の患者さんを守ることに必要とご理解頂ければと思います。