[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米国時間の原油先物価格は大幅下落。原油供給増と新型コロナウイルス流行を受けた需要低迷が背景。また、主要産油国による減産実現に慎重な見方が広がった。

清算値は米WTI先物<CLc1>が2.45ドル(9.4%)安の1バレル=23.63ドル。終盤にかけて下げ幅を広げた。北海ブレント先物<LCOc1>は1.18ドル(3.6%)安の31.87ドルだった。

みずほの先物部門責任者、ボブ・ヨーガー氏は「買い相場になり得るいかなるシナリオも考えにくい」とし、今後は原油もガソリンも在庫が積み上がるだろうと述べた。

石油輸出国機構(OPEC)にロシアなど非加盟産油国を加えた「OPECプラス」は、米国など他の産油国の協力が得られない限り大幅減産には合意しない構えと、OPEC関係筋が7日明らかにした。