中国・武漢の封鎖解除 2カ月半ぶり、正常化にはなお時間
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気をつけなければいけないのは第2波、第3波との向き合い方。
リベンジ消費と言われる、巣篭もり生活の反発で起こる消費動向は既に先週末の祝日連休の清明節で露呈された。数多くの外出者で観光スポットが人で溢れたりしている。
一方で、中国における水際対策はとても厳しいものがあり、市外に出る際の検温・検査の厳戒態勢はなお続くため、一定の安全性を担保した中での封鎖解除と言える。
しかしながら、現在は黒龍江省や国境付近での感染が一定数出ているため、沿海地域や国境付近の厳戒態勢の強化と第2波に備えた予防活動とモニタリングが必要な時期と言える。
中国の動向は世界に先立ってケーススタディにもなるため、対岸の火事ではなく常にウォッチすることが重要。武漢封鎖の解除は正常化に向けた象徴的な措置となります。
そのような中、上海行きの高速鉄道のチケットが完売するなど、武漢から他の都市への移動が一気に起こっているようです。
恐らく、春節時期での封鎖だったので、もともと他の都市に拠点があって帰省していた人が大半を占めているのではないかと思われます。
私には武漢出身の友人や学生が多くいますが、解除により他地域へと移動していく武漢人に対する差別が広がらないことを願っています。武漢の封鎖解除されたとの事ですが、緊急事態宣言が出たばかりの日本にとっては有用な参考事例になると思います。
ポイントは封鎖解除の際に何を指標としていくか?です。
現時点では何がどうなったら緊急事態宣言が撤回されるか?具体的な指標が示されていません。
残念ながら現状、この指標を設定する事は困難だと思います。
しかし数週間後は別であると考えます。
日本より先行して欧米各国がロックダウンを実施しており、先行している国々の事例を参考にしながらより精度の高いベンチマークを設定できる事が予想される為です。
一方で最大の懸念事項は緊急事態宣言解除が新規感染者数を減らす事が大前提であることではないでしょうか。
それが達成できないとずるずる長期化してしまう可能性があります。(より強制力の強い封鎖を行なった武漢でも2ヶ月半)
いま、日本に住む人の共通目標は、新規感染者数を減らし、日常生活を取り戻す事である事を国民は理解すべきです。
その為の緊急事態宣言です。
個々人、事業主、各々の思い込みやこだわりを捨てて、感染しない為に自分たちができる事を徹底して参りましょう。
(性善説に基づき投稿しております)