Is This the End of Wholesale, or the Beginning of Something Better?
The Business of Fashion
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注目のコメント
ニーマン・マーカス倒産の可能性を含め、ブランドへの支払いを3ヶ月遅らせる、春のセールを前倒ししてすでに40%引きで商品を販売するなど、どの百貨店も苦肉の策を講じざるをえなくなっています。日本の百貨店は米のようにブランドから商品を在庫として買い上げるのではなく場所を貸して売れた分だけ手数料をとるモデル(消化仕入れ)なので幸か不幸かセールの前倒しによるブランド毀損はほぼ起きないと思いますが、支払い遅延は十分に可能性としてあり、覚悟しておいた方がよいかもしれません。
また各百貨店はこの流れが向こう半年は続くとみて秋冬のコレクションも軒並みキャンセルしているもよう。すでに工場が閉鎖されて生産できないブランドもでてきていますが、どちらにせよ秋冬は大幅に生産数を減らす必要がありそうです。
ちなみにD2Cブランドは従来の在庫買取ではなく日本式の消化仕入れ方式をとっているところが多かったことで、百貨店の不振による影響はそこまで大きくないようです。
メディアとしての百貨店やセレクトショップの存在意義は変わらずありつづけると思いますが、こうした事態になって改めて顧客と直接コミュニュケーションがとれること、ECを含む自分たちがコントロールできる売場を持つことの重要性を感じます。