アビガン、20カ国に無償供与 政府、国際機関通じ
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注目のコメント
PaperPicksの中でも指摘しましたが、まだこの薬が有効とは全く言えない状況です。
臨床試験の実施、完了が先決です。それがなければ、今のところ他国に対して本当に良いことをしているのかも分かりません。
主たる目的が臨床試験ですから、適切な供与と思います。
該当のPaperPicks: https://newspicks.com/news/4766792/Araiさんのご指名ですので、コメントさせていただきます。
山田先生のコメントされている通り、まだ効果のはっきりしていない薬剤です。
「国産の特効薬を他国に供与する」という類のことではありません。
臨床試験を目的とした供与と思われますので、それは妥当なことかと思います。
アビガン(ファビピラビル (Favipiravir))は日本で開発された抗インフルエンザウイルス薬(RNAポリメラーゼ阻害剤)で、SARS-CoV-2への抗ウイルス活性が期待されています。
中国、日本で臨床試験が行われています。
※ https://rctportal.niph.go.jp/s/
日本の臨床試験が検索できます。ファビピラビルと入れてみて下さい。富士フィルムが行うⅢ相試験の結果次第でしょうか?何を評価するのかはっきりしませんが。
※ https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2095809920300631
3月中旬に深圳の施設から有用性を示唆する論文が発表されましたが、様々な問題から論文取り下げとなっています。(バイアスから十分な比較ができない)
※ https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.03.17.20037432v2
peer-reviewもされていない論文ですので注意です。熱や咳の改善率は少し良いのかもしれませんが、酸素化や呼吸不全・重症化を改善するようなアウトカムではなさそうです。
やはり今後の研究結果待ちです。効果があるのかないのか。日本だけではなく、世界に協力してもらって臨床研究するのは良いこと。
可能性のある治療法は世界で協力して開発とのこと。
ビルゲイツがワクチンの工場を数千億かけて建設開始した。そのうち効果があるのは7つのうち2つ有れば上々と。
アビガンも、効果の有無を出来るだけ早く知る事は重要。
今はスピードが最優先。