[ワシントン 6日 ロイター] - ナバロ米大統領補佐官(通商製造政策局長)は6日、新型コロナウイルスの治療薬として期待される抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」の有効性を巡って、週末に政府内で対立があったことを認めた。

同薬については、トランプ大統領が前向きな姿勢を示しているが、ニュースメディアのアクシオスによると、4日の会合では有効性が証明されていないと主張する国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長とナバロ氏が激しく衝突したという。

ナバロ氏はCNNテレビに対し「議論があったことは確かだ」と認めた上で「意見の相違や議論がなければ、トランプ政権はここまで堅固になっていない」と語った。

トランプ大統領は5日、同薬の有効性を示す「明確」な兆候が一部見られると指摘。有効性が確認されてから動き出すとしたら面目丸つぶれだとした。