[ベルリン 6日 ロイター] - 独自動車メーカー、BMW<BMWG.DE> の2020年1─3月期の販売台数は47万7111台となり、前年同期比20.6%減少した。広報担当者によると、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、今後はさらに落ち込む見通し。

年初は販売が増加していたものの、新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受けて工場の稼働が一時停止されたほか、各国が外出規制を導入したことが響いた。

新型ウイルスの発生源とされる中国での1─3月期の売り上げは30.9%減少した。欧州では18.3%、米国では17.4%、それぞれ減少した。

工場の稼働停止期間は2週間延長され、4月30日までとなっている。

同社はまた、生産調整などにより一段の需要減少に備えている。広報担当者によると、基本的な需要はあるが、販売店が閉鎖されているため、市況回復には時間がかかる見通し。