シェール企業破綻はコロナだけが原因か?原油需要の25%が吹き飛ぶ衝撃
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日経エネルギーNextに石油関係の記事を投稿させて頂きました。
コロナの影響の先行きが読めない中、この様な産業影響分析は時期尚早かなとも思いましたが、想像されるインパクトがあまりに大きいため、専門家として自分の持ち場で出来ることと思い書きました。
あまりに変化や影響の及ぶ範囲が大きく、また毎日状況が変化しているため、話題を選ぶのも難しいというのが正直な所です。
また、在宅での仕事を余儀なくされている今、この様な書き仕事をさせて頂けることはとてもありがたい事だなと思います。
何かの参考になれば幸いです。
エネルギーアナリスト
大場紀章
追記
CLOに組み込まれているレバレッジドローンでシェール 企業が資金調達するような複雑な世の中じゃ、グローバルなコモディティ市場で決まる先物価格指標で、社会インフラたるエネルギー供給の安定化を図るのは難しいなという気がする。一読をお勧めします。
<個人的なメモ>
①世界の原油需要の約25%もの減少が予測される→→
原油に依存しない社会への本格的な移行の始まりか?
②今後原油供給を左右するのは、OPEC→→米・露・サウジアラビアへ
③米・露・サウジアラビア、それぞれの国内事情
④その他の要素
☆投資市場の動向
☆債務満期時期の原油価格次第で企業破綻は増加→→金融システムへの連鎖の可能性
☆為替調整(露の場合)
などなど。再エネのコストが飛躍的に下がった今、Boom&bustでbustのときに本当に悲惨な目にあうoil&gas開発よりも再エネ投資を進めるというのは理にかなっているのではないかと思います。
参考
https://www.greentechmedia.com/articles/read/iberdrola-plots-post-lockdown-investment-spree