GAFAやオイルメジャーも、欧米VPPアグリゲーターの新ビジネス
日本経済新聞
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”太陽光発電などの変動性の再生可能エネルギーによる電力が系統に流れ込み、不安定化させる問題が深刻化してきたことがある。そこで、DER(Distributed Energy Resources:分散型エネルギー資源)を最適運用して、系統を安定化させる調整力として活用しようしている。こうした調整力を「フレキシビリティ」と呼び、その管理がVPPビジネスにとってのキーワードとなってきた。
フレキシビリティ管理を効率的に進めるためには、ビッグデータ処理やAI(人工知能)などの高度なソフトウエアを使ったプラットフォームを活用する必要がある。そのため、ソフトウエア開発に特化したスタートアップがVPPプラットフォームを開発し、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)としてアグリゲーターや電力事業者に提供するビジネスモデルが勃興してきた。典型が米AutoGrid Systemsである。”
”フレキシビリティ・マネジメント市場の拡大に伴って、AutoGridのソリューションを採用して同市場に参入する事業者が相次いでいる。従来の規制環境下にある電力会社に加えて、さまざまな業界から参入する企業が増えている。
例えば、仏Totalや英蘭Royal Dutch Shellといった石油・ガス大手、スイスABB、米Oracle、独SAP、仏Schneider Electricといった産業・エネルギー分野のソリューションプロバイダー、さらには米Amazon、米Salesforce、米Microsoft、米Googleといったクラウドプラットフォーム企業などだ。”