海外スマホ事業が失速、ファーウェイが直面する厳しい現実
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最近、スマホが絶好調すぎたので落ち込みは厳しい。ただキャリア事業は好調で、5G需要が堅調です。スマホも中国や新興国では売れるので壊滅はしないでしょう。あとエンタープライズが苦戦している印象はあって、ここのテコ入れが大事。新しいAI系の事業部は今までにないライバルとの戦いだけに大変そうではあります。
この状況は米中貿易摩擦初期から予想されていたもので、HUAWEI高官も私の取材に2020は厳しいと率直に認めていました。そこで生き残る手段を着々と実行しているのがさすがではありますまたもや毎度のことですが、ファーウェイはスマホだけで食べている会社ではない。売上にしめるスマホの比重が割合はここ二、三年で高まったものの、依然としてキャリア向けネットワーク事業が軸。エンタプライズ向けICTソリューションも徐々に伸ばしている。スマホでファーウェイを語るということは、ファーウェイの半分ぐらいしか見ていない、ということです。
昨年のアニュアルレポートを見ると、ファーウェイの収益はキャリア向け、企業向け、コンシューマー向けの3本柱ですが、キャリア向けは40%以上の大きなウェイトを占めているようです。
地域別ではヨーロッパ・中東のキャリア向けネットワーク機器が収益を下支えしていますが、今後5G設備投資でヨーロッパの競合他社に持っていかれるようになれば今後の成長に陰りが見えますね。
しかも、現在ヨーロッパはコロナショックの中心地となっているので、コロナショックにより設備投資への影響は小さくないでしょう。