新着Pick
897Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
今回は結核の予防に用いられるBCGワクチンと新型コロナウィルスの不思議な関係について解析した論文に絞って取り上げました。

この話題も、各SNSなどで飛び交い、ご存知の方も多かったのではないかと思います。一つの疫学研究の結果が、もはや真実のように拡散されていく姿は、まさにWHOが言うところの「インフォデミクス」を象徴するかのような出来事でした。

なぜ結核の予防接種がコロナウィルスに効く可能性が考えられるのか?なぜこの研究からBCGが有効と言ってはいけないか?を含めて、少し深掘りして解説をしました。

この3日間、平井さん、後藤さんと睡眠時間を削ってお届けしたこのPaperpicksが、メディアの一つの形を示し、研究者の方々とニューズピックスをご利用の皆様の架け橋になっていればと思います。

しかし、コロナウィルス感染症の特集なので、編集側が睡眠不足では、社会的学習理論としては最悪です。これからしばらくはしっかりと睡眠を取るようにしますので、皆様もぜひリモートワークでできた余った時間でしっかり睡眠を取り、お身体をご自愛ください。
[この記事を理解するための基礎知識解説]
そもそもワクチンとはなんでしょうか?
体内に外からの侵入者が現れた時、免疫応答は2段階のシステムで対応します。
一つは「自然免疫」(生まれつき備わった免疫)
もう一つは「獲得免疫」(後から新たに備わる免疫)です。

獲得免疫には、一度戦った敵を覚えて記憶するシステム(免疫記憶)があります。
二回目に同じ敵が現れた時、この記憶によってより効率的に免疫応答を誘導するため病気の発症を防ぐか、軽くします。おたふく風邪に二度かからないのはこのシステムのおかげです。

ワクチンは病気に感染する前に、事前に免疫記憶を作ることが目的。新型コロナに対する記憶を作るには、新型コロナの成分をワクチンとして接種するのが王道です。
この記事は「結核菌成分を接種するBCGワクチンが不思議と、全く関係のない新型コロナに対する免疫応答を促進するのではないか」という仮説に関する解説です。

私は新型コロナ感染を理解するための基礎知識を動画で解説する教材を作っています。ぜひお子様とご覧になっていただけると嬉しいです。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLhZK0Os7ExEEP3wydYgVJnYw3eD3uQvv4
本日は、世界で話題になっている「BCGワクチン」についてPaperPicksです。もともとは結核という病気のために生まれたこのワクチンが、実は新型コロナに効いている可能性が、真剣に議論されています。すでに実験を進めている国もあります。

そして「なんで、日本はこんなに死者数が少ないの!?」と、ものすごく海外の人に聞かれることが多いのですが、その謎解きへの一つの仮説としても、このBCGワクチン(日本は全員接種)が取り沙汰されているのです。わたしも疑問だらけだったのですが、山田医師に冷静に解説してもらいました。

本日まで、山田医師のナビゲートによって「PaperPicks」の新シリーズを3本掲載いたしました。今後は、さらに多様なジャンル分野について、面白い論文を取り上げていきたいと思っています。また読者の方から、調べてほしい!というリクエストをもらうのも、面白いのではと考えています。

ぜひ、このシリーズに今後もご期待ください。
新型コロナに有効ではないかと少し前から話題になっていたBCGワクチンについての、一般の方にも分かりやすい解説。

なぜBCGワクチンが注目されたか、
あくまでまだ真実かどうかは不明、であることを、
この記事により科学的に理解することができると思います。
データやグラフを見ていてパッと閃くことってありますよね。

大陸移動説を提唱したウェゲナーは地図を見ていて気がついたという逸話があります。課題感を常に持っているとふとしたきっかけで気がつくということは多いのではないでしょうか。

BCGとコロナ感染のCORRもおそらくそのような気づきであったと思います。医療崩壊する閾値が低いのでワクチンの有効性がたとえ大きなくても間接的に人命が救われることがわかります。

とはいえ副作用のリスクが増幅されたり、ストレインが変異して有効性がほぼ無かったりするのでワクチン接種を嫌がる方やご両親もいらっしゃると思います。

ワクチンには大いに期待したいですがワクチンに過大な期待をかけすぎるのも問題かと思います。
「交絡因子」を考えてデータを見る必要がある、とのこと。清潔好きの日本人ということが一要因かも。つり革やエスカレーターのベルトは抗菌効果があり、カビキラーや滅菌スプレーを日常的に使っています。洗濯好き、掃除好きということもあります。

100万人あたりの感染者が少ない国は、日本、中国、香港、韓国、シンガポール。これを見た人は、単純にアジア人は耐性がある、という仮説も成り立ちます。

交絡要因をしっかりと考えなければなりません。
世界中が注目するテーマの論文についての解説が読めるありがたさ。
論文の概要が読めるリンク先「medRxiz」は、論文についてのブログやtweetが読めておもしろい。
「Preprint」な論文もデータベースがあるのですね。
It was founded by Cold Spring Harbor Laboratory (CSHL), BMJ (a medical publisher) and Yale University.
とのこと。

山田さんには、ミモレでも、新型コロナの「重症化スピードとタチの悪さ」や「重症化リスクのある持病」について、解説いただいています。
https://mi-mollet.com/articles/-/22791

新型コロナ重症化リスクのある5つの持病
https://mi-mollet.com/articles/-/22825
BCG説は面白いですが、あくまで相関があるだけですので、これがあるから安心するのではなく、今やるべきことは「家にいること」。米国の感染者数を州ごとに毎日見ていますが、本当に暗澹たる思いがします。
この論文を書いたNYITのゴンザロ・オタズさん(https://www.nyit.edu/bio/gotazual)は、日本の東北大にもいて、その時の経験が元になっているのだとか。
BCGワクチン投与によってどういう仕組みで今回のウイルスの抑制に効くのか、そのヒントを知りたくなりました。
この連載について
世界中の研究者たちが、その「知の結晶」として発表するアカデミック・ペイパー(論文)。1年間で140万本以上も生まれる知識の海から、世界を変えるインパクトをもつ論文を追いかける新企画。
ボストン コンサルティング グループ (Boston Consulting Group) は、1963年にブルース・ヘンダーソンやジェイムズ・アベグレンらによって設立された、アメリカ合衆国に本社を置くコンサルティング会社である。略称はBCG。 ウィキペディア