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注目のコメント
今まで一緒に働いてきた人、特にマネジメントを目指す人に推薦してきたのがジャック・ウェルチが書いた「ウィニング」で、私がマネジメントという仕事に興味を持ったきっかけでもあります。
他の方がコメントされている以下の箇所は私も好きな点で、他に私が影響を受けた野村克也氏と共通している点かなと思います。昨年自分が出版した本の序文にも「再現性」という言葉を使いましたが、きっとそれだけ自分も影響を受けてきたのだろうと思います。もう一つ印象に残っているのは「率直さ」で率直さというと「思った事をそのまま口にする」という人もいますが、私はジャック・ウェルチが言う率直さは「物事を前に進めるために、言わない方が気持ちは楽だけど、言わなければならない事をきちんと伝える」ことだと考えています。
ウェルチに関する本は片っ端から読み漁りましたが、長年仕えた秘書が書いた「Managing up (邦題: ジャック・ウェルチに学んだ仕事の流儀」は側近だからこそ見てきたジャック・ウェルチが垣間見える本です。
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ウェルチは、日本の事業部の人たちから、各事業の業績をヒアリングしていました。そこで感銘を受けたのは、ウェルチは結果を出したことを褒めるのではなく、どうやってその結果にたどり着いたのか、そして、それをどう説明しているのかを評価したことです。
なぜ、それが大事かというと、プロセスには「再現性」があるからです。逆に、ウェルチは何も考えずにバットを振ったら偶然ホームランになった、というような成功は再現性がないので評価しません。戦闘時、兵士は被弾するのが怖くて、塹壕や物陰に篭りっぱなしという選択をしがちですが、実は動き続けたほうが被弾する確率は減るとは、戦争映画などでよく観るセオリーです。なるほど、危機時の対応にも応用できるとは。ウェルチの側で実際に働いていた人だからこそのエピソードがたっぷりのインタビューです。
今回ご登場いただくプロ経営者の藤森さん。学生時代から「俺は将来、絶対に社長になるぞ」という思いを胸に抱いていたとか。そこで、中堅商社の日商岩井(現双日)を選び、狙い通り、入社していきなり副社長直属チームに配属という重責を担ったたそうです。
とはいえ、「30年経たないと、この会社の社長になれないのか」といった気持ちもあり、GEに飛び込み、本社で経営の中枢を担う幹部へと駆け上がっていった方です。
「20世紀最高の経営者」と称されたことがあるジャック・ウェルチ氏は、若いビジネスパーソンも耳にしたことがあるかと思います。事業の選択と集中をはじめ、経営用語の源流をたどると、ウェルチ氏を端としたものが少なくありません。
そんな同氏であっても、危機的状況は、仕事人生の中でも最も辛くて苦しい経験。眠れる夜や胃がキリキリと痛む日々を過ごしたとのこと。しかも、危機の初めの頃は、必要な情報はほとんどないのが現状。
一方、ウェルチ氏はそうした経験を経て、「危機によって組織はさらに強くなる」とも言っています。危機リーダーの特集最終回、この言葉で締めくくりたいと思います。
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