関連記事一覧
新型コロナウイルス 東京都内で新たに89人の感染確認
NHKニュース 382Picks
都内の感染症指定医療機関で何が起こっているのか
Yahoo!ニュース 個人 150Picks
コロナ院内感染相次ぐ 慶応大病院は救急診療も停止
朝日新聞デジタル 148Picks
【無料相談も】コロナ相談ができるオンライン診療サービス一覧(患者向け/医療機関向け)【随時更新】
アジヘルのヘルスケアビジネス考察日記 10Picks
医療崩壊を防ぐ切り札?新型コロナウイルスを機に日本でオンライン診療は進むのか - AbemaTIMES
BLOGOS - 最新記事 7Picks
医療機関での通訳を無償で 新型コロナ、外国人旅行者の診療相談をサポート
京都新聞 3Picks
新型コロナウイルス感染の現状
ロイター.co.jp 2Picks
新型コロナ疑い患者、「直接の対面による診療を」
CBnews 1Pick
新型コロナ、広域搬送検討や重点医療機関設定を
CBnews 1Pick
医師なので、"医療崩壊"にスポットをあてて解説したいと思います。
多くの一般の方が思う医療崩壊、とは、肺炎の患者が溢れて助けられなくなり、病床数が足りなくなる、というものでしょう。実際に今、問題として大きく取り上げられているのは、「感染者数に対して確保病床数が足りない」という問題です。非常にわかりやすい構図です。
しかし現実は違います。この新型コロナウイルス肺炎の怖いところは、「無症状陽性者がいる」かつ「ある確率で重症化する」かつ「基礎疾患のない若年でも重症化・死亡する」ということです。この為、病院は陽性者が出ると一気に隔離などの対応を迫られます。病床を使うのみならず、医療従事者の隔離も必要になるのです。人員が不足します。
そしていま起きている"医療崩壊"はここに原因があります。都内では複数の大病院がすでにそうなっていますが、外来の停止・救急受け入れの停止・予定手術の延期が行われます。
これはすなわち、「普段なら助かる患者が助からなくなる」ということです。コロナウイルスに関係なく、普段から心筋梗塞や脳卒中、がんなど、死に至る病気は多数あります。病院で定期的に抗がん剤の点滴をする方もいます。こういう治療ができなくなっていくのです。
コロナウイルスは病院を選んでくれません。どの病院でも同様のリスクがあります。そしてそれは、感染者が増えるほど深刻になっていきます。
医療崩壊が広がると、医療は通常医療から「災害医療」のモードに変わっていきます。災害医療とは、即ち「医療機関のキャパシティを超えた医療需要が生じた時、救える命を救うために、救命が難しい命の治療を行わない、という洗濯を含めた、トリアージを最初にする医療」です。
こうならない為には、感染者を減らすしかありません。即ち、外に出ないことなのです。買い物は最低限の日用品・食料にとどめましょう。それ以外の外出は可能な限り避けるのが、自分と、周りの人を守る方法です。
感染症受け入れを前提にしていない病院が感染症の患者を受け入れるということは、どういうことなのかを考える必要があると思います。
院内感染で救急受け入れ停止している病院がありますが、では、救急車で搬送されるような人はどこに搬送されるのか。休診で、容体が悪化した患者さんはどうなるのか....
私たち一般の市民は感染拡大させないためにどうせねばならぬのか、色々考えてしまいました。
本当に多くの重要な現状を解説して下さっています。
ここで抜け落ちている議論とすれば、軽症者の一部が急速に重症化する点です。そのために今後予定されている無症状または軽症者を収容する医療機関外のホテルなどの施設では、重症化した際に早期に対応できるシステムの構築が早急に必要です。
そこが議論されない状態で安易に医療機関外に収容するのは危険性が伴います。
現場ではベッド数が不足する非常に厳しい状態が続いています。どうかこれ以上新しい感染者を出さないため私たち1人1人が感染予防に気をつけていきましょう!
現状では入院病床数が増えていても、患者数も増大しています。
世界中でCOVID-19という大雨が降っている中、日本という一軒家でも雨漏り(COVID-19)をなんとかバケツ(医療機関)を大きくしながら、家の中が水浸しにならないように頑張っています。雨漏りの量>バケツの容量になったとき、医療崩壊が起き、家の中が水浸しになります。そうならないために三密を避け外出を自粛することで、皆さんで雨漏りの量を増やさないようにしましょう。止まない雨はありません。