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コロナウィルス問題が深刻化する前から不良債権残高が増加傾向を示していた中国で、当局が中小企業の元利利払いの繰延や支援を指示していますから、今後、中小銀行を中心に不良債権の急増は避けがたいところであるように感じます。政府保証が付くような優良企業を顧客に持つ4大銀行と比べ、中小銀行がより厳しい状況に置かれるのは事実でしょう。
コロナウィルス問題に先立って実質破綻したモンゴル自治区の中小銀行、包商銀行を当局と中国人民銀行が支えて信用不安を防ぐ動きがありましたが、借金がまだGDPの半分程度に止まる中国政府は、いざとなれば銀行に資金を入れて救うこともできそうです。「大手国有銀行は、不良債権処理などで政府の優遇措置の恩恵を受けている。融資先には、リスクが低く、景気低迷期でも利益を上げられる大手国有企業が多い」とのことですから「銀行のNIMの縮小は続く公算が大きい」としても、いまのところ中国発の金融不安をそれほど心配する必要はないように感じます。
とはいえ、リーマンショックがあった2008年当時と比べ、四大銀行を含む中国の金融システムが世界に及ぼす影響は圧倒的に大きくなっています。中国に限ったことではないですが、新型コロナショックが広がる中、金融システムの安定度への警戒は怠れません。