政府関係者「すぐに発令する状況ではない」 緊急事態宣言、慎重判断を堅持

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注目のコメント

• 薬師院 仁志

  帝塚山学院大学 教授

  ・2020年04月05日

  たしかに医療現場には危機感があるに違いない。しかし、今現在、自らの生活や命が緊急状況に置かれていのは、売り上げ減少に苦しむ業種、仕事を失った人々などが大部分であろう。圧倒的大多数の国民は、自分が新型コロナウイルスで死ぬ可能性よりも、経済的な死亡宣告を恐れているはずだ。少なくとも今のところ、圧倒的大多数の人の緊急事態を救うのは、経済活動を止めることではない。新型コロナウイルスによる死者は、欧州諸国が不思議がるほど日本は少ないのだ。そもそも、緊急事態宣言を魔法の杖やウルトラCと勘違いしてはならない。