【3分目解】「データ」で正しくコロナを知る
コメント
注目のコメント
死者数の推移のデータは、「感染者数」と比較すると、感染拡大の規模感をより正確に反映するものと考えられますが、より遅れた指標であることに注意が必要です。
現在の死者数の推移は「約1ヶ月前の」感染拡大の様子を反映していると考えていただくと良いと思います。
すなわち、これをもとに感染拡大の様子を判断しようとされる場合、「だいぶ古いデータ」という感覚で眺めなくてはいけません。1ヶ月前はこうだったのか、という感覚です。
このようなギャップが出るのは、亡くなられた方々が、感染してから1週間前後の潜伏期間、その後1週間前後の比較的軽症の期間を経たのち、2週間前後の闘病期間を経て残念ながら、という経過を辿られているからです。
このデータを見て、日本は大丈夫だと安心されたかもしれませんが、油断することはできません。このデータから何となく分かることは、少なくとも1ヶ月前までは上手く抑えられていたということだけです。
特に緊急事態宣言が出たエリアでは、今まさに急速な感染拡大がスタートしています。この事実がデータに反映されるのは、来月になります。それをできるだけ低くするために、いま、皆様の協力が必要です。Newspicksといえば、インフォグラフィックが一つ皆さんにご好評頂いておりますが、今回は、じゅうようなデータをインタラクティブなチャートやマップを使って紹介しています。
国内外に散らばるデータを、平井さんと砂田さんが集め、新たなチャート表現にしています。ちなみに、日本はデータの取得・活用が極めて手間がかかることを痛感させられました。各国の感染者数や死亡者数の表面的な数字のみで報道がなされるたびに、今その国がどんな状況で、その数字がどんな意味を持つのか、
わからなくなってくることが最近、多くなってきていました。
そこで様々なデータを自分でも見ていくうちに、その国の死者数の増加の速度を見ていくと、
ひとつの判断材料になることがわかり、さっそく編集部でチャートを作成してみました。
記事内にもあるこのチャートを見ていくと、見えなかったことが浮かび上がってきたり、今後の各国の状況もある程度予測がつきやすくなります。
記事内のチャートはタップすると数値情報を読めますので、ぜひじっくりご覧いただき、コメント欄でみなさまのご意見を伺いたいです。