INTERVIEW: ドミニク・チェン「ディープテックとは、他者との共在感覚を延伸する技法を編み出すこと」
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直観的には、ユクスキュルの環世界とベイトソンのサイバネティックスは相性が悪そうに思えたのだが、どんな接続を試みているのか気になる。
最近は、映画「あなたの人生の物語」や数学のabc予想など、宇宙人(ヘクタポッド)と地球人、従来の数学者とIUT(宇宙際タイヒュミラー)理論間のコミュニケーションがテーマやトピックとして取り上げられるのは、ディストピアに絶望する人にユートピア論者をぶつける二項対立的解消では無く、地道な傾聴と質問に応える姿勢が大事なのだと、潜在意識で思っていることが集合知化されたとは言えまいか。
西洋合理的サイバネティックスは昔憧れもし、理解しようと表面的になぞったが、人と人との共創が求められて久しい昨今、ボトムアップな自己組織化と結節させる創発的な方法のヒントとして本書を読んでみたいと思った。最近読んだ中で1番好きな本。
Google翻訳が進歩してくれれば他言語を覚えるなんて時間の無駄だと思ってたけど、それは違うと気づかせてもらいました。
分かり合えなさを許容したうえで、分かろうとする想いが人を作っていくのかなと思う。
個人的にはSF漫画を書くうえでもかなりいい刺激を受けました。大前提として「そもそも人は完全に分かり合うことなどできない」を理解する必要がある。
数多くの人同士のイザコザ(戦争、離婚、喧嘩)がまさにそれを証明している。
大事なのは「完全には分かり合えないけれど、相手を受容する」ことだ。
完全に理解しようとしても理解できない、だから「自分には分からないけど君はそういう人なんだね」という考え方が必要。
「君は自分自身を100%理解しているか?自分を100%理解出来ていない者が人を100%理解できると思うか?」