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注目のコメント
アメリカではスバル車の人気が、非常に高いことを肌身で感じます。スポーティで、走りにこだわったブランドイメージからか、中古車市場でも値段が高い。台数もそんなに出回っていない。
そんなスバルが、コロナ感染拡大とロックダウンによる「三重苦」によって、1カ月にわたる生産停止を発表しました。
これまで観光業やサービス業の苦境がつたえられていましたが、いよいよ、日本経済の大黒柱の自動車にその影響があらわれています。ものづくりの専門家である、平岡記者によるレポートです!「先行き不透明」…いつの時代もそうかと思いますが、今、自動車産業で起きていることについて何かを訊くと、必ずそう返ってきます。自動車メーカーも、取引しているサプライヤーも、中央政府も地方自治体の担当者も。そうした状況で、いち早く自動車産業で起きていること、これから起きるであろうことをレポートします。
今から10年以上前に世界経済危機、2008年9月のリーマンショック当時も、「先行き不透明」が流行語大賞になってもおかしくないくらい、頻繁に言われていたものです。現実には、想定を超える需要減の波が押し寄せ、地域経済に深い爪痕を残しました。
自動車はすそ野が広く、海外輸出も多いため、日本経済を支える柱です。であるが故、一件対岸の火事に思えるような海外の出来事も影響してきます。自動車にはソフトウエアを多く積んでいるので、あらぬところで自動車の影響を受けるITスタートアップも今後出てきてもおかしくありませせん。
そんな中、自動車メーカーのスバルに焦点をあて、欧米など海外で「今確実に起きていること」、取引先の中小企業を取材することで、リーマンショックなどの「過去と照らし合わせて、かなりの確率で起きるであろうこと」をまとめました。スバルは日本ではあまり見かけない印象ですが、アメリカの道路では本当にたくさん走っています。私の知り合いはアメリカのブランドだと思ってました。
不確実な部分が大きいので断定は出来ないものの、私は自動車産業の将来には楽観的です。もちろん、足元の資金繰りさえクリア出来ればですが。
1. 車の購入需要は無くなる訳では無く、後ろ倒しになるだけで、コロナ危機が収束した際には、V字回復が期待出来る。(飲食・娯楽・旅行需要等は後ろ倒しに出来るわけでは無く、完全に売り上げが奪われるのと比較して)
2. 他人と接触しないで移動するにあたり、自動車はマスト。公共交通機関の需要を自家用車が奪うはず。
3. UBER・Lyft等のライドシェアサービスも他人と接触するリスクがあるので、自家用車に回帰する人が出てくるはず。
※自動運転の技術開発が大きく進めば、また少し話が変わると思います。
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