これで「軽症」と言うのか。新型コロナ感染で入院中、渡辺一誠さんの手記
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4月1日現在も新型コロナウイルスに伴う肺炎で入院中の渡辺一誠さんが、闘病の中、フェイスブックで症状や自身の思いを綴っています。1万字を超えるその手記を、本人の許可を得てお届けします。
「昨晩、2度の投薬後も39.8℃。もう、がくがく震えるわ、頭は熱いわ、なんのこっちゃかわからず、『もういい加減にしてくれよ』と、声に出てしまいました」
「先週の日曜日から発症して、8日目。事態は辛くなる一方です」この手記はとても興味深かったです。筆者である渡辺さんの1日も早い快復を祈ります。
ただ、これを読んで、ただちに「コロナ怖い」と思うのは間違っています。感染しても無症状の人もいます。そういう人は手記を書くことはありません。特に書くことがないからです。その結果、「闘病記」があふれることになり、「コロナ怖い」という話ばかりが流布されます。
これは「がんの闘病記」と似ています。がんを患ったからといって、壮絶な経験をするとは限りません。私は父親を膵臓がんで亡くしているので、体験談でもあります。
事の性質上、仕方のないことなのですが、私たちは感情に釣られやすい生き物なので、そのことを自覚しておいたほうがいいと思います。冷静に落ち着いて対処しましょう。