[ローマ/ミラノ 31日 ロイター] - イタリアの経済団体、イタリア産業総連盟(コンフィンドゥストリア)は31日、国内経済に関するリポートを発表した。新型コロナウイルスの流行で今年は深刻なリセッション(景気後退)に陥るとし、国内総生産(GDP)が最大で6%縮小するとの見方を示した。

2021年については、年率3.5%の緩やかな回復になると予想した。

緊急事態宣言を受けた深刻な事態が5月に収束するという想定で、6月末時点のGDPは昨年12月から10%縮小し、封鎖措置が1週間延長されるごとにGDPは少なくとも0.75%減少するとの見方を示した。

イタリア政府は30日、当初4月3日までの予定で実施してきた新型コロナ感染防止に向けた全土封鎖措置を少なくとも4月中旬のイースター休暇の時期まで延長すると発表した。