[ワシントン 31日 ロイター] - 米国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長は31日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)措置が効果を発揮していることを示す「かすかな光」が見え始めていると語った。

同時に「深刻な状況が薄れているわけではない。感染の増加は明白」とし、慎重な姿勢も崩さなかった。

ファウチ所長はCNNとのインタビューで「われわれはなお非常に厳しい状況にある。状況が転換期を迎えることを望んでいるが、まだその状況は確認していない」とし、感染拡大阻止に向けた「措置を守る必要があり、効果が出ると確信している」とかたった。

ロイターの算出によると、米国内で確認された新型コロナ感染者は16万3000人超に達した。死者も3000人を突破し、2001年9月11日の米同時多発テロでの死者数を超えた。

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