[上海 30日 ロイター] - 馬駿・中国人民銀行(中央銀行)金融政策委員は30日、中国には金融政策の調整余地がかなりあるとの認識を示した。

国営上海証券報が同委員のコメントを掲載した。

これより先、人民銀行は7日物リバースレポ金利を予想外に前回から20ベーシスポイント引き下げ、2.20%に設定した。

馬氏は、リバースレポ金利引き下げは企業の資金調達コスト低下につながるとの認識を示した。また、引き下げのタイミングは、国内企業の操業再開や世界的な新型コロナウイルスの感染拡大状況、対外的な経済状況の悪化を考慮して決定したとした。