焦点:限界近づく米国の零細企業、新型コロナで運転資金枯渇
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中小企業金融上の問題は、リーマンショックの際は銀行側の信用供給サイドにあったが、新型コロナに見舞われた今回は、借り手側の信用低下と資金繰り悪化にある。記事では、FRBの積極的資金供給やSBA(中小企業庁)による支援の限界(SBAなどは2~3か月リードタイムが必要)を取り上げている。
しかし、より本質的問題はアメリカの中小零細企業の銀行取引構造にある。日本では、地銀・信金入り乱れて複数行取引が当たり前であるが、アメリカでは従業員500名未満の企業の8~9割が1行取引。
頼みの1行(コアバンク)の貸出態度が企業の生死に直結する状況は、リスクが大きすぎる。この事態を機に、銀行取引を見直すべきではないか。